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⌘ドローンによる様々な点検⌘

カテゴリー:お知らせ

2022年12月31日

ドローンによる点検は、従来の点検手段と比べて効率が良く、時間や点検費用を抑える省コスト化が進み、人が介入しないことにより安全性の飛躍的に向上させました。2022年4月1日には建物外壁の定期検査をドローン点検で行えるような法改正がありました。内容としては、従来の打診点検に代わる手段として「安全と効率をより重視した赤外線カメラを搭載したドローンで建物を撮影・分析すること」が法的な点検で認められたというものです。安全面や効率化、省コスト化を目的とした法改正と機体スペックの向上により、ドローン点検はますます世の中に広がっていきます。

・通常のカメラで撮影する目視点検
通常カメラでの目視点検では、ドローンによる空撮で地上からは見えない損傷箇所を探していきます。使用するドローンも点検対象により変更し、家屋の点検では扱いやすい産業用ドローンを用いることが多く用いられます。
・マッピング技術と解析をし、3Dモデルを製作する点検
マッピング技術を駆使し3Dモデルを製作するドローン点検では、大量の撮影データをもとに3Dマップを作成し、解析により損傷箇所を調査するという方法です。
・赤外線カメラを使用する赤外線点検
赤外線点検では「建物のあらゆる場所の温度を観測し異常値を探し出す」ことで外観では分かりにくい損傷を探し出します。また、暗闇で付ける暗視スコープも赤外線を使用しているため、暗闇でも活躍する事が可能です。

何を点検するのか?
ドローンで点検できるものは家屋やマンションをはじめとして、橋梁や送電線を代表するインフラ点検などさまざまなものが対象となります。使用するドローンのスペックによって、得意な点検対象・苦手な点検対象があるため、目的に合わせたドローン運用が重要です。また、屋外だとGPSを利用して安定性のある点検が可能ですが、屋内の点検だとGPSを利用できないことが多く、ビジョンセンサーを活用した点検やマニュアル操縦での点検が行われます。

家屋やビルのメンテナンスにドローンを活用して点検
建築基準法で定められた定期点検のためにドローン赤外線点検を活用したり、ドローンによる3Dマッピングで建物のデータを取得している事例が多数あります。また、工務店が家を建てた後のアフターサービスとしてドローン点検を導入する事例もあり、ドローン点検の分野では最も進んでいるのが家屋やマンションの点検になります。ドローン点検は足場を組まずに時間とコストを節約しながら効率的に点検ができる上に、点検の安全性も向上し、作業に必要な人数も少なくて済みます。ドローンを活用した点検は、従来の点検方法と比較して、点検する側・点検される側どちらにも大きなメリットがあります。

太陽光パネルをドローンで点検
ドローンは、広大な敷地を短時間で効率よく点検するのに向いています。そのため、太陽光パネルの点検にもドローンを活用でき、広大な敷地に設置されているパネルの異常を迅速に探し出せるというメリットがあります。ドローンによる太陽光パネルの点検は、赤外線カメラを搭載したドローンを使用しホットスポットを見つけるといったものです。

安全面
ドローンを用いて点検作業を進めることで、安全面の強化に繋がります。家屋点検を例に挙げると、従来は足場を組み人が直接屋根に登り点検する必要がありました。人が直接屋根に登る点検方法では、足場を組むための費用と時間がかかり、何より作業者が落下する危険性があります。対してドローンで点検する方法では、足場を組むことなく遠隔操作で損傷箇所を確認できるため、安全な点検が可能となっています。また、足場を組む方法では直接屋根に登れるため、故意に屋根を壊して修理を請け負う悪質な業者もいるようなので注意しましょう。

効率化
ドローン点検の導入で実現できるメリットは、作業の効率化です。ドローンで簡易な家屋点検をする場合、1軒30分〜1時間程度で点検が完了します。また、ドローンを活用することで自動飛行のプランを組んで点検を実施でき、足場を組む時間や費用も必要ないため、大幅な時間短縮・少人数化・省コストが可能です。また、大規模な建物の場合、ドローンを用いた3Dマッピングにより蓄積したデータと点検したデータを照合することで、損傷箇所の迅速な発見が可能となります。